普通に使えれば良いのに、普通に使わせてくれないWindows。
でもクライアントもWindowsだし・・・となかなかやめられないWindows。
いつか絶対やめてやろう。
今回は、何かとトラブルを招いてくれちゃうWindows10の機能「高速スタートアップ」を無効にする手順についてご案内します。
目次
高速スタートアップとは?
そのままですが、PCの起動を速くします!という機能です。
通常、PCは電源を入れると
- BIOSの起動
- デバイスドライバの読み込み/初期化
- ユーザー情報の読み込み
というフローを行います。ざっくりですが。で、その際一番時間がかかるのが「2.デバイスドライバの読み込み/初期化」なんですね。
高速スタートアップは、この時間のかかるフローを短縮する為、前回終了時のデバイスのイメージを保存し、これを読み込むようにします。
高速スタートアップのメリットは?
これもそのままですが、起動が速くなりますw
どれくらい速くなるの?というのは、PCのスペック等により異なるのですが、僕の環境だと、起動時間がだいたい1/3くらいになりました。
元々のスペックがかなり良いので起動に30秒くらいしかかからないのですが、それが高速スタートアップが有効だと10秒くらいで起動します。
メリットは、これだけです。
で、逆にデメリットとしては、シャットダウンに時間がかかります。
少しだけですが。だいたい5秒くらいでシャットダウンできているのが10秒くらいかかるイメージ。2倍ですね。
デバイスドライバの情報を記憶するのに時間がかかるようです。
どんな問題が起こる?
さて、こんな高速スタートアップですが、速くなるならONにしておけばいいじゃん、デフォルトでONって事はマイクロソフトもONを推奨してるんでしょ?と思い、今までONにしていたところ、もうね、様々な問題が起こりました。
いや、検証しないのマイクロソフトさん!?機能として作ったんなら、そしてデフォルトでONにするならもっとこう・・・ねぇ!?
って本気で思う程。
主なトラブルは、
- USBメモリや外付けHDD等の周辺機器が認識されない
- 起動した時にブルースクリーンエラーが発生する
- シャットダウンに時間がかかりまくる
- 起動時に「Windows Updateの更新プログラム」が進まない
などがあります。それも、運悪くという事ではなく、Windows Updateが行われた際には30%くらいの確率で起こっている気がします。体感なので確実ではないですが。
例えば、100回起動時間が1/3に短縮されても、その間に1回でも問題が起これば、かなり無駄な時間が使われます。
高速スタートアップを有効にする事で、結果的にPCを使うまでにかかる時間は多くなると思われます!
だから、よほどの事が無い限り(高速スタートアップの動作を検証したい、マイクロソフトを応援したい、等)、この機能は無効にしておく事をおすすめしますっっ!
無効にする手順
では、無効にする手順をご案内。
コントロールパネルを開く
左下Windowsロゴから、「W」の箇所にある「Windowsシステムツール」を展開すると、コントロールパネルがありますのでクリック。
何故か僕のPC、英語。しかも(1)とか。。。2があるの?
電源オプションを開く
コントロールパネルを開いたら、まずは右上の表示方法を「小さいアイコン」にしましょう。
そしたら「電源オプション」が見つかりますのでクリック。
電源ボタンの動作を選択する
左側のメニューに、「電源ボタンの動作を選択する」という項目があるので、こちらをクリック。
高速スタートアップを無効にする
デフォルトでは高速スタートアップのチェックボックスがグレーアウトしていて設定が触れません。
なので、まずは「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
そうすると、先程グレーアウトしていたチェックボックスが変更可能になるので、チェックを外してしまいましょう!
変更の保存
最後は「変更の保存」をクリックして完了!!
まとめ
みんなが使っているWindows。
この「高速スタートアップ」を無効にすれば不具合は無くなるのかというと、そうではありません。
ただの1つの要因です。まだまだいっぱい不具合はあります。
たくさんの方が使っているので不具合や批判も多いのかもしれませんが、いや、あまりにも多いですよね・・・
今はPCよりも持っている人が多いと思われるスマホでもここまで不具合は多くない気がします。
別にOSには新たな機能や利便性は求めてません。ただ、使えたら良い。
無駄な機能ガンガン付けて不具合を起こしたり容量を圧迫するより、シンプルに、ただシンプルにあってほしいモンです。